年下の男性との不倫

デートの前にシャワーを浴びる。

 

亮太との待ち合わせは19時、いつものピアノバー。

彼はいつも時間より早くくるから、また今夜も待たせてしまうだろう。

 

家族の夕食を作りおいて、テーブルにきちんとセッティングし、

 

グループLINEを送る。

「ママはお友達と会ってきます」

 

今までずっと家族のために生きてきた。自分を殺して。

だから罪悪感はないけれど、料理は丁寧にする。

子どもたちの好物にする・・・習い性。

 

ここまでやったら初夏のキッチンで汗をかき、

熱いシャワーは心地よい。

 

亮太が

「いい香りだね」

とほめてくれたボディーソープを使う。

 

私が自分だけ違うボディーソープを使っていることも、

若い男と会っていることも家族はまったく気が付かない・・・

 

そんなものだと思ったら、いいこちゃんで生きてきた自分を

開放することができた。

 

ボディーソープの香りを消さないために香水はつけない。

 

亮太が

「それ好きだな・・・着てきてよ」

とせがむ、ダイアンフォンファステンバーグの

ベージュに黒のトリミングのラップドレスを身に付ける。

 

ピアスはゴールドのリング・・・

どうせベッドでは外してしまうのだけれど。

 

パンプスを穿いて夜風の中出かける。

妻でもない母でもない、私というひとりの女の時間。

こんな時間をくれた亮太に感謝している。

亮太は高いスツールに座ってスマホを触っていた。

亮太の隣の高いスツールに腰掛けると、

前半は亮太に、後半はバーテンダーに言った。

 

「おまたせ・・・ジントニック」

「今日も綺麗だよ」

「ありがと」

「思ってたけど・・・褒めてもあんまり喜ばないね。慣れてるのかな」

「嬉しいわ。そう見えない?」

「もっとわあ!とか、きゃあ!とかさ」

「だって大人だもの」

「俺はガキか」

「30過ぎはガキとは言えない。立派な大人の男よ」

 

亮太は嬉しそうに相好を崩した。

 

亮太が密やかに自分の年齢にコンプレックスを持っている

のを知ってる・・・私に対して。

 

年下が嫌なら付き合ってないわ

亮太の若い美しさに救われてるのは私。

 

いつまでこの関係が続けられるのかわからない。だから

見るのは今ここ。未来は考えない

いつもそう心に言い聞かせて

 

酒に酔ってとろんとした目の亮太が

わたしの太腿を撫でながら言う

 

「そばにいてほしい」

「いるわ・・・ずっと」

 

そう亮太を諭しながら考えずにはいられない

別れを考えられるほど私は強くないのに・・・

 

いつまでいれる?

もう今回のデートが最後かもしれない

亮太の前に魅力的な若い女が現れたら?

この関係が家族に知れたら?

そんな綱渡りのようなギリギリな関係

 

今隣にいる、私に甘えている亮太が好き 大好き

 

涙で瞼が膨らむ

 

だからこそ引き際を考える・・・
美しい引き際を。

 

最後の最後に亮太に嫌われたくない

 

「なにを考えてるの?そろそろ行くよ」

 

たぶんなにも考えてない亮太は

健やかな欲望を目に浮かべて私を誘う。

 

何事も考えてなかったように

私も微笑みを浮かべて立ち上がる

 

そう、今

今を楽しむために私たちは生きているの

先のことは考えないわ

 

今切りたてのこの恋の瞬間を楽しむためだけに

私は今、生きている。

 

 

 

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